Freeホタテ支援対策、立民に要望 青森県漁連、泉代表に訴え

立憲民主党の泉健太代表(前列右から3人目)に要望書を手渡す漁業団体の代表ら=22日、青森市
立憲民主党の泉健太代表(前列右から3人目)に要望書を手渡す漁業団体の代表ら=22日、青森市

青森県漁連などは22日、青森市で立憲民主党の泉健太代表に対し、高水温による陸奥湾ホタテの大量へい死や中国の禁輸措置などに苦しむ漁業関係者への支援を求める要望書を提出した。

 要望書は▽陸奥湾ホタテの高水温被害への支援▽中国の禁輸に伴う加工業者の在庫解消への支援▽クロマグロの漁獲緩和への働きかけ―の3種類。ホタテでは親貝確保に向けた基金への3億円の支援や、北海道産の国内流通に伴う値崩れを解消する施策を求めた。

 県漁連の役員とホタテ加工業者が同日、市内で泉代表や立民県連幹部と意見交換した。むつ湾漁業振興会の立石政男会長は「親貝を確保するためには基金が必要。厳しい状況を理解してほしい」、マルイチ横浜の横濵充俊代表は「下がった価格分の全額補償がなければ売れないが、決着がいまだついていない。早急に在庫処理しなければ前にも進めない」と訴えた。

 泉代表は「稚貝のへい死は災害級だという認識を共有した。3億円の支援を国に求め、中国の禁輸では東京電力に賠償を急がせることなど与野党超えて全力で支援していく」と応えた。

 
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