Free退職者向け企業説明会始まる 三沢職安、レグザ閉鎖
液晶テレビの製造や修理などを行う「TVS REGZA(レグザ)」(川崎市)の青森事業所三沢工場の閉鎖を受け、三沢公共職業安定所(中嶋真理子所長)は6日、同工場で、早期退職者向けの企業説明会を開いた。12月31日付で退職予定の約60人が各企業の業務内容や福利厚生を聞き、再就職の参考にした。
同工場では主にテレビの修理業務を行ってきたが、テレビ市場の縮小などを踏まえ、同社が12月末で操業を停止する方針を決定。機能を埼玉県行田市の事業所に移管し、三沢工場の従業員は希望に応じて埼玉へ配置転換を促していた。ただ、地元採用が多く、同社経営企画部によると、約80人のうち約8割の65人程度が会社都合による早期退職を希望している。
三沢市や六ケ所村などに本社や事業所を構える八つの企業と団体の人事担当者らが概要を説明。企業側の人手不足もあり、業種は製造業や建設業、サービス業と幅広く集まった。説明を聞いた、おいらせ町の30代の男性は「興味はなかったサービス部門の話を聞くことができた。再就職に向けて頑張りたい」と語った。
同部の岡本敏宏副部長は従業員の再就職について「関係機関と連携し、最後までしっかりと支援をさせていただく」と述べた。
説明会は7日も行われ、九つの企業と団体が参加する予定。