Free今年もやるぞ「三沢ほっき丼」 3日、22店舗で提供開始

「三沢ほっき丼」の提供開始に向けて気勢を上げる関係者=30日、三沢市役所
「三沢ほっき丼」の提供開始に向けて気勢を上げる関係者=30日、三沢市役所

12月1日のホッキガイ漁解禁に合わせ、三沢市のご当地グルメ「三沢ほっき丼」の提供が3日、市内の飲食店22店舗で始まる。30日は市役所で決起集会が開かれ、地場産ホッキガイの知名度向上と消費拡大に向け、関係者が気勢を上げた。提供は来年3月末まで。

 ほっき丼は、三沢産のホッキガイを使うことのみが条件で2008年度からスタート。ホッキガイを煮たり、炒めたり、揚げたりして各店がオリジナルの創作どんぶりを提供する。昨年度は約1万1700食を売り上げ、同市の冬の風物詩として定着しつつある。

 決起集会では、小桧山吉紀市長が「ホッキガイは弾力があって柔らかく、ミネラルも豊富。店によって異なる味を楽しむことができる」とPR。提供する飲食店の関係者ら10人が「頑張ろう」と拳を突き上げて期間中の売り上げアップに意気込みを見せた。

 同市岡三沢6丁目の「いや川」は、地元野菜を混ぜたご飯にホッキを載せて蒸し上げる「三沢ほっきわっぱ丼」を考案。2代目の袰川(いやがわ)泰利さん(45)は「三沢のホッキガイを広められるよう努力したい」と力を込めた。

 期間中は、「三沢基地空自空上(からあ)げ」とのコラボ企画「どんからキャンペーン」を展開。ほっき丼か空上げを食べてシールを三つ集めて応募すると参加店で使える飲食券などが当たる。

 問い合わせは、市産業観光課=電話0176(53)5111=へ。

 
お気に入り登録