Freeハネトねぶたが利用客出迎え こけし灯籠、提灯も展示/三沢空港

ねぶたに込めた思いを語る北村麻子氏=10日、三沢空港
ねぶたに込めた思いを語る北村麻子氏=10日、三沢空港

三沢空港内を灯籠や、ねぶたなどで装飾する「青森めぐり旅灯篭」が10日、始まった。三沢市出身のアートディレクター森本千絵氏(47)と青森市のねぶた師の北村麻子氏(41)が参画。特別制作したオリジナルねぶたや、ほのかな明かりを放つ提灯(ちょうちん)が利用客を出迎えている。

 三沢―東京(羽田)線の4便化定着の機運醸成に向け、三沢空港振興会(会長・小桧山吉紀三沢市長)と「星野リゾート 青森屋」、三沢空港ターミナルが共催。1階到着ロビーには、森本氏がデザインに携わったこけし灯籠のほか、リンゴやホタテなど青森県や三沢市をテーマにした提灯や灯籠を70個以上展示した。

 オリジナルねぶたは、青森屋が北村氏に制作を依頼し、8月の青森ねぶた祭で実際に大型ねぶたを先導する「前ねぶた」として“出陣”した。跳人(はねと)の衣装を着たユニークなデザインが利用者の目を引く。

 森本氏は「アメージングで世界にも誇れる空港になった」、北村氏は「(利用者に)ねぶたの温かさやパワーを感じてほしい」と強調。小桧山市長は「1日4往復の定着に向け、関係者一丸となって施策に取り組んで行く」と述べた。

 三沢―東京線は、2025年3月末まで1日4往復が決まっている。

 
お気に入り登録