十和田市は１７日、全市民を対象に市内の店舗で活用できる５千円分の商品券を発行する考えを明らかにした。電力や食料品などの価格高騰で大きな影響を受ける市民の家計支援が目的。併せて、新型コロナウイルスの影響で疲弊した地元経済の活性化を目指す。

　商品券は１セット５００円券１０枚つづりで、内訳は大型店を含む市内全取扱店で使える「共通券」４枚、中小店舗で利用可能な「専用券」６枚。

　７月２０日の使用開始を見込み、同月上旬に全世帯に引換券を発送予定。市内郵便局で商品券と引き換えができるようにする。

　市は価格高騰の影響を受ける農業者や中小企業者に対しても、給付金を支給する方針。

　各事業の実施に向け、必要経費を盛り込んだ一般会計補正予算案を２４日開会の市議会定例会に提出する。１７日に会見した小山田久市長は「皆それぞれに大変な影響が出ている。少しでも応援したいとの思いだ」と意義を強調した。

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