Free有機小麦の風味味わって SKOS(新郷)がラスク開発 県事業活用

「小麦を味わうラスク」を開発した土本仁さん(左)と励子さん=28日、青森県庁
「小麦を味わうラスク」を開発した土本仁さん(左)と励子さん=28日、青森県庁

青森県が県産農林水産物の特徴を生かした加工品開発を支援する「トップブランド商品創出事業」の新商品が28日、県庁でお披露目された。有機小麦を生産する「SKOS合同会社」(新郷村)が自社農園で栽培した4種類の小麦を使った「小麦を味わうラスク」を開発。同社の土本仁代表社員は「安全な食が大きなテーマ。小麦本来の豊かな風味を楽しんでほしい」とアピールした。

 「小麦を味わうラスク」(税別908円)は、有機JASの認証を受けた「春よ恋」「ゆきちから」「南部小麦」「ライ麦」の4種類の小麦を使用。「食パン」や「全粒フレンチ」など5種類のラスクが楽しめる。ホットミルクやワインなどさまざまな飲み物と合わせて楽しむのがおすすめだという。

 同事業ではこのほか、「アグリビーツ合同会社」(つがる市)が、飲むメロンゼリー「Choo Choo Melon」(税別460円)を開発した。

 同日は土本代表社員と妻で商品開発責任者の励子さんらが県庁を訪れ、三村申吾知事に新商品を紹介。ラスクを食べた三村知事は「かめばかむほど小麦のうま味が感じられておいしい」と太鼓判を押した。

 両商品は東京駅構内の小売店「ニッコリーナ」と青森市の「A―FACTORY(エーファクトリー)」で、29日から4月11日まで販売する。

 
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