民間信用調査会社の帝国データバンク青森、八戸両支店は９日までに、青森県内企業の２月の倒産集計を発表した。負債額１千万円以上の倒産件数は前年同月と同じ４件、負債総額は２億４１００万円（前年同月比５９００万円減）。法的整理別は「破産」３件、「特別清算」１件だった。

　地区別ではむつ市１件、青森市１件、弘前市２件。業種別は小売業２件、サービス業２件。倒産要因は「販売不振」３件、「その他」１件だった。

　両支店は倒産状況について「前年と比較して大幅な増加は見られず、落ち着いた状況にある」と説明。今後については「コロナ融資の返済や原材料、エネルギー価格の高騰、人手不足などは短期的には改善されず、引き続き動向に注視する必要がある」とした。