Free三沢空港で「りんご提灯ジャック」 170個の提灯、大型ねぷたも 3月下旬まで展示
三沢空港内をリンゴの形をした提灯(ちょうちん)や大型ねぷたなどで装飾する「三沢空港りんご提灯ジャック」が2日、始まった。三沢市出身のアートディレクター森本千絵氏(46)=東京在住=がプロデュース。ほのかな明かりを放つ170個の提灯が利用客を出迎え、三沢―東京(羽田)線の4便化定着に向けた機運を高めている。3月下旬まで。
青森県と三沢空港振興会、森本氏が代表を務める「goen°(ゴエン)」が共催。弘前市の「津軽藩ねぷた村」の職人らの協力を得て、1階到着ロビーや通路などにリンゴの形をした提灯を150個、イカや八幡馬などをかたどった「変わり種ねぷた」を20個、こけしなどをモチーフにした大型ねぷたを6体展示した。
1階到着ロビー出口のガラス面には、森本氏が手がけ、現在は青森空港に設置されているステンドグラス「青の森 へ」をモチーフにしたデザインシートをラッピング。到着した利用客の目を引いている。
森本氏は「リンゴを(青森を知る)入り口の一つにしてもらい、食や文化、自然など、尊い出会いを見つけてほしい」と強調。
同振興会会長の小桧山吉紀市長は「三沢空港も青森県の大事な玄関口。森本氏には(今回のジャックで)三沢だけでなく、県全体の魅力を表現してもらった。4便化を勝ち取っていきたい」と力を込めた。