Free10年間、ありがとう TMG48が「解散会」 観光案内など尽力

10年の活動に終止符を打ったTMG48の「ありがとう解散会」

十和田市のボランティアガイド団体「TMG(トワダもてなしガールズ)48」が24日、同市東コミュニティセンター大ホールで「ありがとう解散会」を開き、10年間の活動に終止符を打った。桜の時期に観光客を案内するなど草の根的に尽力。出席した約20人が全力で駆け抜けた足跡を振り返り、感慨に浸った。

小山田久市長や市の観光部門に携わった職員らも駆けつけ、労をねぎらった。「センター前田」こと前田美保子代表(63)が「活動を通じいろんな人に出会い、濃厚ないいお付き合いができた」とあいさつ。小山田市長は「一番心に残っているのは春まつりの案内。観光客に優しく声をかけるなどし、市の評価を高めてもらった」とたたえた。

席上、今後の観光振興に役立ててもらおうと、団体名にちなみ4万8千円を市に寄付。メンバー全員がステージに並び、前田代表がのぼり旗をたたんで箱にしまい、活動の区切りを示した。

メンバーが1人ずつ思い出を披露。サプライズの余興ではフラダンスと手品も飛び出し、芸達者ぶりを発揮した。前田代表は取材に「10年間の経験を生かし、また違った形でまちづくりに貢献できれば」と熱意を語った。


 団体は2012年12月に同市在住、出身女性16人で発足。最盛期は99人が登録し観光案内所の運営、道の駅でのガイド、北里大獣医学部との交流といった多彩な活動を展開した。16年度の青森県主催「おもてなしアワード」では、最高賞の県知事賞に次ぐ県観光連盟理事長賞に選ばれた。

 
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