Free八戸、福井の女子高生がパスタ開発 「八戸前沖さば」「山うに」のコラボ 来年3月の販売目指す

試作品のパスタを試食する「JKchan」の川田花奈さん(左)と田中杏奈さん

八戸市と福井県鯖江市の女子高生らがそれぞれの特産品を組み合わせたパスタソースの開発を進めている。参加しているのは八戸工大二高などの女子生徒グループ「JKchan」と、水産加工会社「マルヌシ」(八戸市、地主裕太代表)、地元の女子高生が中心となって新しいまちづくりに取り組む鯖江市の「鯖江市役所JK課」。22日は「八戸前沖さば」と鯖江市特産の「山うに」を組み合わせたパスタの試食が行われ、女子生徒が味や相性などを確かめて意見交換した。

新商品作りは、両市のJKが「鯖」を共通項に商品を開発したら、奇想天外な面白いものが生まれるのでは―との発想で、今年1月にスタート。3者がオンラインで協議を重ね、だしやサバの加工方法が異なるパスタの具材となる試作品4種類を完成させた。

試食会は同社と鯖江市の2会場をオンラインで結んで行われ、JKchanの田中杏奈さん=同高3年=、川田花奈さん=同高付属中3年=、鯖江市役所JK課の女子生徒6人らが参加した。


 それぞれの会場で女子生徒が4種類のパスタを実食し、一番人気のあった白だしをベースに、蒸したサバを使ったパスタにする方向に決めた。

田中さんは「八戸の人が食べても新しい発見になるようなおいしい商品にしたい」と意気込み、川田さんは「商品が互いの市を知ってもらうきっかけになればうれしい」と期待を込めた。

今後はパスタソースを改良するほか、パッケージデザインや商品名などを検討し、来年3月の販売を目指す。

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