Free伝統の唄と踊り、映像で奉納 五戸の「田植え・田の草取り踊り」
五戸町連合女性会(赤坂きよみ会長)は1日、伝統の「田植え・田の草取り唄と踊り」の映像を同町野月の稲荷神社に奉納し、新型コロナウイルスの終息などを祈願した。
田植え・田の草取り唄と踊りは、1876年7月12日、明治天皇が東北地方巡幸で五戸を訪れた際、地元の若者が唄の調子に合わせた農作業を披露したのが始まりとされ、1935年に踊りが加えられた。戦後に一度途絶えたが、同会が78年から記念行事で披露し継承に努めている。
今年は新型コロナの影響で行事を中止したが、伝統をつなぐ方法を模索し、映像で奉納することとした。
同神社には、同会の役員や文化部員ら約10人が参拝。唄と踊りの様子を収めた約10分間のビデオを社殿で映写し、町民の安寧や来年度の行事の実施などを願った。
赤坂会長は取材に「一刻も早く新型コロナが終息し、以前の生活が戻ってきてほしい」と話した。
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