岩手県などは２１日、洋野町の９０代女性を含む、県内在住の１０歳未満から９０代までの男女１５人の新型コロナウイルス感染を新たに確認したと発表した。県内の感染確認は計１２７人。

　内訳は盛岡市９人、宮古市と矢巾町が各２人、洋野町と紫波町が各１人。

　県によると、洋野の女性の別居家族１人が、８～１１日に関東地方に滞在していた。女性は１６、１９日にデイサービスを利用しており、県は施設の利用者や職員も含めて接触者の検査を進めている。女性は２０日に入院しており、同日現在、重症ではない。

　宮古市の２人は、複数の患者が確認されている同市の飲食店「居酒屋ニシザワ」の関連。このほか、これまでの患者の濃厚接触者に感染が広がる事例が相次いだ。