Free大型無人航空機、八戸飛行場拠点に実証実験開始/海上保安庁
海上保安庁は15日、八戸飛行場を拠点とした大型無人航空機の実証実験を開始した。11月7日まで行われ、期間中に計13回、150時間飛行する予定で、離着陸や操縦、整備方法などの課題を検証し、導入可否を判断する。
無人機は米ジェネラル・アトミクス社のシーガーディアン(MQ―9B)。左右に翼があり、全長11・7メートル、幅24・0メートル。航続時間は最大35時間で、広範囲の海洋監視に活用できるメリットがある。実験には米国から操縦資格を持った技術者が訪れ、海保側は操縦しない。
同機は10月初め、同飛行場に到着。実験初日の15日は午前10時25分ごろ、洋上に向けて離陸した。
実験で飛行するエリアは、太平洋の三陸沖と小笠原諸島近海、日本海の大和堆(たい)海域、佐渡島沖、能登半島沖。海保は離着陸時以外は洋上を飛行するため、八戸市の市街地上空を飛ぶことはないとしている。