Freeむつ市役所爆破予告 異常確認されず 十和田、三沢にもメール届く
むつ市役所に届いた爆破予告メールを受け、市は24日、本庁舎と川内、大畑、脇野沢の各分庁舎を正午から閉鎖した。むつ署の協力も得て警戒に当たったが、異常は確認されなかった。25日は通常通り、午前8時半から業務を行う。市は今後、威力業務妨害で被害届を出すことも検討している。
メールは「24日午後4時に市役所にダイナマイトを投げ込む」という内容。市は万が一に備え、職員を自宅待機させるなどの対応をとったが、犯行予告時刻になっても何も起きなかった。その後の巡回でも不審物などは確認されなかった。
今回の騒動で本・分庁舎に併設する施設なども閉鎖された。本庁舎内にある産直施設の男性担当者は「臨時休業の張り紙を作るなど対応に追われた。非常に迷惑な話だ」と憤慨。食堂ぽわーる亭の駄賃場正三店長(65)は「万が一を考えれば仕方がない」とやり切れない表情を見せていた。
また、三沢市と十和田市にも市役所の爆破をほのめかす内容の電子メールが24日までに届いていたことが、両市への取材で分かった。ともに臨時閉庁などの対応は取らず、職員らが庁舎内を巡回するなどして警戒に当たった。
同日午後4時現在、庁舎内で不審物は見当たらず、異常は確認されていない。