Free命救う医療従事者に感謝込め 八学光星高女子バスケ部が塗り絵寄贈
みんなの命を救ってくれてありがとう―。八戸学院光星高女子バスケットボール部の部員が27日、新型コロナウイルス感染症の指定医療機関として、最前線で尽力する八戸市立市民病院の医療従事者へ、感謝の気持ちを込めた塗り絵を寄贈した。明るい色で彩られた力作を受け取った今明秀院長ら病院関係者に、笑顔が広がった。
塗り絵は、新型コロナウイルス感染症患者の治療にあたる医療関係者に感謝の心を届けようと、部員たちが企画。勉強や自主練習の合間を縫い、ウェブ上で公開されている絵画の下絵を使い、部員たちが模造紙4枚に水彩絵の具やアクリル絵の具で彩色した。世界の平和を願う絵画には、新型コロナウイルスの早期終息への祈りも込めたという。
26日は、同部の北上玲奈(れな)主将、平浜波音(なみね)副主将、下田来渚(らな)さん、小枝朱花(しゅか)さんの3年生4人らが訪問。北上主将が、「みんなの命を救ってくれてありがとうございます。みなさんへの感謝の気持ちを込めました」と今院長に塗り絵を手渡した。
今院長は「きれいな絵で大変上手。みんな喜んでくれると思う」と感謝し、病院オリジナルの缶バッジをお礼に贈った。
部員たちは「医療に関わる人々と患者のみなさんが見て癒やしになれば」(平浜副主将)、「ニュースを見て、医療現場の人はどれだけ大変なのかと思った。頑張っている人々の心を少しでも休めたい」(下田さん)、「みんなで心を込めた。夜も寝ずに(治療を)頑張ってくれている人の心に届いてほしい」(小枝さん)と話した。
塗り絵は今後、病院内に飾る予定だという。