Free寒さ対策万全じゃあ 青森県警、防寒具の着用規則化 全国初
ぽかぽか戦隊!?ボウカンじゃあ出動―。青森県警は寒さが厳しい冬季の屋外活動の効率化へ、署員の防寒具着用を認める制度を導入した。これまで明確な規定がなく、何を身に着けるかは自己判断に委ねられていた。雪が降る中、素手で交通整理し、寒さと闘う署員もいたという。全国の警察で初めて冬場の装備品を規則に明文化した。
装着できるのは手袋やゴーグル、ネックウォーマーなどで、華美なものは控える。1日に運用を開始した。
テレビの戦隊ものの「レンジャー」と防寒具を掛け合わせ、「ボウカンじゃあ」のキャッチコピーで県民に浸透を図る。マスク代わりにゴーグルを装着し、変身したヒーローに街角で会えるかもしれない。
6日は県警本部で、職員4人が報道向けに防寒具を披露。交通機動隊青森方面隊の松平麗巡査長(25)は「取り締まりの際、指がかじかんで書類を記入するのに時間がかかった経験がある。時間短縮や字の読みやすさにつながると思う」と歓迎した。
警務課の野里和保課長は「防寒対策を導入し、業務をしっかりすることで県民に安心安全を届ける」と理解を求めた。