Free小原(階上出身)ら日本がV パリ五輪へさらに一歩/自転車アジア選手権
自転車トラック種目のアジア選手権は22日までに、インドのニューデリーで開幕し、男子チームスプリントで、階上町出身の小原佑太(チーム楽天Kドリームス)=工大一高出=、山﨑賢人(同)、中石湊(日本競輪選手養成所)が組んだ日本が優勝を飾った。日本はパリ五輪の出場権獲得に、また一歩前進した。
日本は中国に0・293秒差の2位で予選を通過し、決勝トーナメントに進出。1回戦は韓国に1秒以上の差を付けて勝利した。マレーシアとの決勝は1、2走で築いたリードを守り切り、44秒367のタイムで金メダルを獲得した。
1走を務めた小原は「即席チームで、2走を送り出すための重めのギアで走ったので何とも言えないタイムだったが、優勝できて良かった」とコメント。その上で「個人種目でも金メダルを取れるよう頑張る」と強調した。
パリ五輪の出場枠は、国際自転車競技連合の五輪ランキングで8位以内に与えられる。日本は昨年12月時点で5位。アジア選手権もポイント加算対象の大会となる。3月に香港、4月にカナダでそれぞれ開かれるネーションズカップなどの結果を踏まえ、最終的なランキングが決まる。