Free如空「酔」が復活、「十」と共に販売/八戸酒類

十数年ぶりにそろって販売されている如空「十」(左)と「酔」
十数年ぶりにそろって販売されている如空「十」(左)と「酔」

八戸酒類(橋本八右衛門代表)は今月、五戸工場で醸造する「如空『酔』純米吟醸無濾過」を十数年ぶりに復活させた。同様に今春復活した「如空『十』特別純米酒無濾過」と共に、十和田市内の酒販店3店舗で限定販売している。

 両商品とも青森県産の酒造好適米「華吹雪」と県オリジナル酵母を使用。「まほろば醇」を使った十は柔らかさがあり、「まほろば吟」と「まほろば醇」を使った酔は、しっかりとした香りときりっとした味わいを楽しめる。食中酒として飲むのがお薦めという。

 いずれも、以前は十和田市で栽培された華吹雪を使用し、2000年代半ばごろまで五戸工場で製造。「十酔会」という市内の酒販店の集まりに加盟する店舗でのみ取り扱われていた。

 十は今年4月28日に一度復活。6月上旬に新聞に掲載されると3週間で完売する人気ぶりで、今回は酒販店の要望もあったことから酔も復活させた。新酒の時期のため、火入れ前の生酒も販売している。

 同社の営業担当者は「十は思った以上の評判だった。今しか味わえない生の味も試して」とPRする。

 価格はいずれも税込みで、十は720ミリリットル入り1500円(限定・火入れ420本)、1・8リットル入り2900円(生酒90本、火入れ120本)、酔は720ミリリットル入り1800円(火入れ240本)、1・8リットル入り3600円(生酒、火入れ各60本)。

 取り扱いは十和田市の酒のステップ、上山酒店、リカーバザール柳屋十和田店の3店舗。

 
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