Free東北の魅力、美しい色彩で オリジナルインクプロジェクト/八戸・金入

「東北L―ink」の「きらめくみやぎ」シリーズ。左からSENDAI光のページェント、仙台七夕、日本三景松島。
「東北L―ink」の「きらめくみやぎ」シリーズ。左からSENDAI光のページェント、仙台七夕、日本三景松島。

八戸市の金入(金入健雄社長)は、東北地方の風景や文化をオリジナルインクにして魅力を発信する「東北L―ink(リンク)」プロジェクトを始めた。第1弾は「きらめくみやぎ」シリーズで、宮城県の「SENDAI光のページェント」「仙台七夕」「日本三景松島」の3色を開発し、8日から販売している。

 文具店ならではのオリジナル商品を作ろうと、金入は昨年、工場夜景や種差海岸など八戸をイメージした4種類のオリジナルインクを開発した。東北の魅力を美しい色彩で表すことで、東北をよく知らない人が東北とつながるきっかけをつくりたいと、同プロジェクトに発展させた。

 光のページェントは冬空の黒色、七夕は天の川の青色、松島は島々の緑色をベースとし、それぞれ定禅寺通りのイルミネーションを金色のラメ、笹飾りや夜空の星々を4色のラメ、太平洋に反射する光を銀色のラメで表現した。

 担当した矢神結花ディレクターは「100種類が目標。リンゴシリーズや縄文発掘物シリーズなど、東北全県のさまざまなものを色で表現したい」と話した。

 きらめくみやぎシリーズは各色30ミリリットル入り2420円(税込み)で、カネイリ各店や電子商取引(EC)ショップで販売中。光のページェントのインクの売り上げの一部は、同イベントの実行委員会に寄付する。

 
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