１０月に閉店したスーパー「さとちょう」の下北・津軽地方１８店の経営を引き継いだトライアル（福岡市）関連会社は１日、むつ市新町の店舗を「トライアルスマートむつ新町店」としてリニューアルオープンした。継承店舗で１６番目。残る浪岡店（青森市）は８日、常盤店（藤崎町）は１５日に開店予定という。

　同社によると、トライアルはむつ新町店が青森県内１９店目、全国３０８店目。同店は売り場面積約千平方メートルで、食品を中心に１万品目余りを取り扱う。

　地元産の生鮮食品をはじめ指定農園のバナナや一流シェフ監修の惣菜といった豊富な品ぞろえが特徴。「さとちょう」時代にはなかったカー用品も販売する。

　年中無休で営業は午前９時～午後９時。広報担当の金光博明トライアルカンパニー東京秘書室長は「祖業のＩＴで流通をシステム化し低価格を実現。２０年以上前から税込み表示に徹している」とアピールした。

　初日は開店前から約３０人が並んだほか、車内で待つ人も多く、予定を３０分繰り上げオープン。来場者はカートを押すなどして次々と入店、品定めしていた。近くの中村真知雄さん（８０）は「店内がきれい。場所もなじみがあるので利用しやすい。さとちょうがなくなった時は残念だったので、ありがたい」と話した。