青森労働局は３１日、今年３月に青森県内の高校を卒業した生徒に対する職業紹介状況（６月末最終）を発表した。就職希望者１９３６人のうち１９３５人が就職し、就職率は前年同月と同じ９９・９％だった。県内就職者の割合は３・３ポイント減の５９・１％で、６割には届かなかったものの、例年並みとなった。求人倍率は０・８２ポイント増の４・１４倍で過去最高を記録した。

　同労働局は「人手不足や後継者不足を背景に積極的な若手採用の動きが高まっている一方、生徒数の減少や進学希望者の増加で就職希望者は年々少なくなる傾向にある」と話している。

　県内企業に就職したのは１１４３人で、就職率が９９・９％。県外は７９２人で、１００％だった。

　一方、来年３月の高校卒業予定者の求人・求職状況（６月末現在）は、就職希望者が過去最少の１９８７人（前年同月比１４３人減）。内訳は県内１３６５人（７３人減）、県外６２２人（７０人減）だった。

　県内求人数は３５５７人（３２９人増）で、求人倍率は過去最高の２・６１倍（０・３７ポイント増）となっている。

　企業への応募書類提出開始は９月５日からで、採用選考は同１６日に解禁される。