Free「鉄路の存続、働きかけを」 有志団体が3町村に要請/津軽線蟹田―三厩間
昨年8月の大雨で被災し、運休が続くJR津軽線蟹田―三厩間(28・8キロ)を巡り、沿線自治体の関係者らで構成する有志団体「JR津軽線の活性化を考える会」が12日、沿線自治体の今別、外ケ浜、蓬田の3町村に対し、鉄路存続を国やJRなどに働きかけるよう要請した。
JRと沿線自治体はこれまでに、存廃を含めて地域の公共交通の在り方を検討する地域交通検討会議を開き、対応を協議している。
JR側は単独での鉄路の維持管理は困難とし、復旧する場合は自治体への負担を求める考えで、バスや乗り合いタクシーへの転換を提案している。
同会は、共に前青森市議の秋村光男、橋本尚美両氏が共同代表を務める。両氏は12日、沿線の3町村の役場を訪ね、首長や担当者に要請文を手渡した。
秋村共同代表は取材に「どうすれば具体的に活性化につながるのか考え、早期復旧を求めていきたい」と強調した。