日本唐揚協会（東京）主催の「第１４回からあげグランプリ」で、ベルジョイス（盛岡市）の「佐々長醤油（しょうゆ）仕込みの鶏唐揚」が、北日本スーパー総菜部門で金賞に選ばれた。同部門での金賞受賞は岩手県内の企業で初めて。

　同社は北海道、東北地方などで展開する食品スーパー企業グループの「アークス」（札幌市）の子会社。

　受賞商品は、佐々長醸造（同県花巻市）の丸大豆醤油、岩手県産の鶏のガラスープやリンゴの果汁で味付け。店内で手もみして味をなじませるなど工夫を凝らし、しょうゆのうまみが味わえる唐揚げに仕上げた。価格は１００グラム２３６円（税込み）。

　ベルジョイスや日本唐揚協会の関係者らが９日、県庁に達増拓也知事を訪ねて受賞を報告。初出品での好成績に、同社の八重樫智和・商品部生鮮デリカバイヤーは「地産地消にこだわり、しょうゆのうまみが出ている点が評価されたと思う」と喜んだ。

　グランプリは２０１０年から毎年開催。北日本スーパー総菜部門では、同じアークスグループのユニバース（八戸市）の「八のちから！ユニバのから揚げ～ふるさとへの贈り物～」が最高金賞に輝いた。